三重県四日市市・鈴鹿・桑名の耐震住宅【骨太安心住宅】三重県下の住宅着工件数について

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住宅を対象とした侵入盗、つまりドロボー対策が、2006年4月から国の性能評価項目に加えられます。つまり、防犯対策が新築住宅の基本性能として位置づけられることになります。
これから家を建てられる方にとっても、防犯対策性能についての基礎知識をしっかり把握しておくことが大切です。

●Ⅰ．｢ドロボーの傾向｣最新事情

ドロボーの手口は年々変化しています。防犯対策を強化するのにつれて、犯罪者も手口を変えてくるためです。防犯対策に｢絶対安心｣はなく、常に犯罪手口とのいたちごっこといえるでしょう。防犯対策を検討する場合、最新情報を入手して総合的に考える必要があります。

１　侵入窃盗の手口別発生状況ドロボー被害は｢空き巣｣が63%とほとんどを占めています。		２　侵入窃盗の場所別発生状況侵入盗が狙うのは71%が住宅。そのうち一戸建ては全体の４分の１を占めています。

３　侵入窃盗の侵入手段一戸建て住宅を対象とした空き巣の侵入手段では、ガラス破りが最も多く、次いで無締まりとなっています。		４　ピッキングは激減警視庁のデータを見ると、たとえば、空き巣の手口の代表格であったピッキングは平成12年をピークに激減。いまではピッキング用具を使った錠破りはほとんど起きていません。

●Ⅱ．防犯性アップのポイント

住まいの防犯のポイントは｢どこでドロボーを防ぐか｣という防犯ラインごとに対策をとること。具体的な防犯ラインは『狙われにくくする』敷地と『侵入されにくくする』窓・ドア、『以上を知らせる』室内の３ヵ所。それぞれどんな対策を考えればよいのかご紹介します。

１　第一の防衛ライン【敷地】

敷地の防犯対策では、ドロボーに狙われにくくすることをまず考えましょう。具体的には監視システムがあることをアピールしたり、外部から見通しはよいが侵入しにくいフェンスや塀の採用などが有効になります。

１　第二の防衛ライン【窓・ドア】

窓・ドアでの防犯対策は侵入されにくくすること。後述の｢防犯建物部品｣等を採用し、ピッキング対策等が施されたシリンダー錠を採用し侵入に時間をかけさせたり、破壊に強い合わせガラスなどを採用する対策が有効になります。

１　第三の防衛ライン【室内】

室内の防犯は、すでに侵入してきた窃盗犯に対しての対策となります。そのポイントは被害を最小限に食い止めること、警報等で異常を外に知らせること。

●すでに玄関ドア錠の性能表示は始まっています

激減したピッキング等による窃盗犯罪の対策として、平成16年4月から、｢シリンダー錠｣・｢シリンダー｣・｢サムターン｣の３種類の指定建物錠には今回の法改正に先立って、以下の表示区分に応じて防犯性能の表示が義務づけられています。リフォームによるシリンダー錠の部品交換のみでも防犯性能が向上します。

◆防犯性能の表示区分◆

項目	性能			解説
耐ピッキング性能	５分未満	５分以上	１０分以上	ドアとドア枠のすき間にバール等の工具を差し込み、デッドボルト（かんぬき）を折り曲げる方法による開錠を防ぐ性能（※）
耐かぎ穴壊し性能	５分以上	５分以上	１０分以上	工具等によってシリンダー自体を破壊し、錠内部の機構を操作する方法による開錠を防ぐ性能
耐サムターン回し性能	あり（５分未満）	あり（５分以上）	―	ドアにあけた穴からサムターン回しを指し込み、サムターン（つまみ）を回転させる方法による解錠を防ぐ性能
耐カム送り解錠性能	あり（５分未満）	あり（５分以上）	―	錠の構造上のすき間から針金等の工具を内部に差し込み、鍵内部の機構を操作する方法による解錠を防ぐ性能
耐こじ破り性能	あり（５分未満）	あり（５分以上）	―	ドアとドア枠のすき間にバール等の工具を差し込み、デッドボルト（かんぬき）を折り曲げる方法による開錠を防ぐ性能（※）
出荷時かぎ本数	―	―	―	ロック製造メーカーがシリンダー錠又はシリンダーとセットで出荷する｢かぎ｣の本数

※｢耐こじ破り性能｣は、シリンダー錠の性能だけを表します。取り付けられるドアや引戸の性能によっては本来の性能が発揮されない場合があります。

（出典：トステム株式会社　ＴＨデータバンク2006年3月号）

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